Linksys WPC600NをPismo(10.4.11)で使う【方法A:一応成功】

そこで、次なる方法として、OSX 10.4.7 Serverのインストールを試みる。
しかし、このインストールディスクはG3マシンを弾く設定になっている。
そこで、インストールディスクを修正しなければならない。

(B1)ディスクユーティリティで、インストールDVDのマスターイメージを作成する。
(B2)作成したディスクイメージをマウントする。
(B3)/System/Installation/Packages/OSInstall.mpkg/Contents/OSInstall.distをエディタで開き、以下の記述をさがす。

function checkSupportedMachine(machineType){
// Fail on G3
if (1 != system.sysctl('hw.vectorunit') ) {
return false;
}

var badMachines = ['iMac','PowerBook1,1','PowerBook2,1', 'AAPL,Gossamer', 'AAPL,PowerMac G3', 'AAPL,PowerBook1998', 'AAPL,PowerBook1999'];

たぶん、badMachinesのなかから、自分のマシンに該当する記述を削除すればよいのだろうが、どれがPismoから分からなかったので、「return false」のところを「return true」に書き換えた。

(B4)書き換えたら保存する。
(B5)ディスクイメージをアンマウントする。
(B6)ディスクユーティリティで、イメージからDVDを作成する。
(B7)作成したインストール・ディスクを用いて、インストールする。(インストールした段階でLinksys WPC600Nは認識され使用できるが、802.11gとしてしか動作しない)
(B8)システムのアップデートをすべて行ってから、Pacifistを用いてApple AirPort 802.11N Enablerをインストールする(802.11N Enablerを先にインストールした場合、その後のシステム・アップデートで起動しなくなるというトラブルが発生した)
(B9)もし再起動しても802.11nが認識しない場合、ターミナルで以下の呪文を唱えてみる。

sudo kextload /System/Library/Extensions/IO80211Family.kext/Contents/PlugIns/AirPortEnabler.kext
sudo touch /System/Library/Extensions

参考ページ

しかし現状では、「WPAパーソナル」しか選べず、「WPA2パーソナル」は選べない。
したがって、AirMac Express802.11n(5Ghz)モードは選べない。
これらを可能にするには、カードのVenderIDとProductIDを書き換えなければならないらしい。
また、このディスクからインストールした場合、Pismoではバッテリを認識しなくなる。

[追記]
DVD-ROM側の拡張ベイにバッテリーを差し替えてみると正常に認識し充電できる。