パーティションをOS9からは見えなくする

OSX 10.4のインストールディスクで320GBのHDDを3つのパーティションに分ける。OS9とのデュアルブート環境を作るのであれば、 「OS 9ディスクドライバをインストール」を選択しなければならない。そうすると、OS9は約170GBの第3パーテーションを認識はするが、読むことができない。OS9は起動するたびに「初期化しますか」と訊いてくることになる。これがうざくて仕方がないので、この約170GBを2つに分けていた。*1

しかし、Linuxのインストールに失敗したのをきっかけに、もうちょっといい方法を見つけた。OSX(10.4.11)の側からは170GBの1パーテーションをきちんと認識するが、OS9からは認識しない方法である。

  1. Ubuntu 6.06.1のLiveCDを起動する。*2
  2. パーテーション・エディタでHDDの残領域全体をFATでフォーマットする(このFAT領域はOSXからもOS9からも認識しない)。
  3. OSXのインストールCDを起動して、ディスク・ユーティリティでこのFAT領域をHFS+で再フォーマットする。(2回)

ちなみに、うちの環境ではこのFAT領域は(インストールCDから見たときに)「disk0s9」という名が付けられていた。これをHFS+でフォーマットすると、途中で失敗する(そして「disk0s12」にリネームされる)。 この「disk0s12」はHFS+でフォーマットすると、こんどは無事に成功する。

できあがった約170GBの第3パーティションは、OSX(10.4.11)の側からは問題なく使用できる。しかし、OS9からは認識しない。だから、起動のたびごとに「初期化しますか」とは訊いてこない。

こんな情報を誰かが必要としているとは思えないが、メモっておく。

*1:[追記]OSX用の第2パーティション(106.88GB)を、53.44GBと53.44GBの二つに分けたら、171.09GBをOS9でも問題なく認識するようになった。理由は分からない。: cf. http://d.hatena.ne.jp/roseau/20121108

*2:6.06より以降のフォーマッターだと、OS9のドライバ・パーティションを破壊してしまう可能性がある(cf. http://d.hatena.ne.jp/roseau/20100520#20100520f2